【2026年最新】介護おむつ3大ブランド徹底比較|ライフリー・アテント・テーナの違いと夜が楽になる選び方

※この記事は、社会福祉士・介護福祉士として特養・老健などの介護施設で15年以上現場に携わってきた経験をもとに執筆しています。
生活相談員として直接ご家族と面談する立場ではありませんでしたが、現場で数多くのご家族の悩みや不安を近くで見てきました。
制度の詳細や個別の対応については、自治体や状況によって異なります。詳しくはお住まいの地域のケアマネジャーや地域包括支援センターにご相談ください。

おむつ介助をしていると、こんな悩みはありませんか?

  • 「どのメーカーがいいか分からない」
  • 「なんとなく同じものを使い続けている」
  • 漏れが増えて困っている
  • 交換回数が多くて夜がつらい

私はこれまで15年以上介護現場に関わり(社会福祉士・介護福祉士)、現在も障がい者グループホームでアテントやテーナを実際に使って介助しています。

たくさんのブランドがあってどれがいいのか選び方がわからないと思う方も多いのではないでしょうか?
私が今までの経験の中で施設で使用していたおむつやパットなどのほとんどがこの3つのブランドでした。

その経験の中で強く感じるのは、「おむつ選びで夜の負担は本当に変わる」ということです。

この記事では、介護おむつの3大ブランド「ライフリー・アテント・テーナ」を、テープ式おむつ尿取りパッドの2つの視点から、現場経験をもとにわかりやすく比較します。

👉 「自分に合うおむつの選び方」がこの記事を読めば分かります。


はるぼぼ
はるぼぼ(社会福祉士・介護福祉士)
おむつ選びは「とりあえず同じもので」という方が多いですが、ちょっとした変更で夜の漏れが激減することもあります。現場でも、製品を変えただけで「ぐっすり眠れるようになった」というケースがありました。
目次

おむつ選びの前に知っておきたい基本

排泄ケア用品は、介護負担の軽減・本人の快適さ・皮膚トラブル予防に直結します。おむつは介護保険の対象外で、日常的に自己負担が必要なアイテムです。だからこそ、「失敗しない選び方」がとても重要です。

おむつ選びの5つのポイント

  • 昼と夜で使い分ける(日中は薄型、夜間は高吸収)
  • 吸収量で選ぶ(尿の量・頻度に合わせる)
  • フィット感を重視する(隙間からの漏れを防ぐ)
  • パッド併用で調整する(外側おむつ+内側パッドの組み合わせ)
  • まずは1袋試す(合うもの探しでOK)

身体状況別おすすめ早見表

こんな状況なら おすすめブランド 理由
足が細く隙間ができやすい ライフリー フィット感が高く、隙間漏れを防ぎやすい
軟便・背中漏れが多い アテント 背モレ防止ポケット構造が優秀
肌が弱く赤くなりやすい テーナ 吸収スピードと通気性が高く肌トラブルが少ない
夜間の交換回数を減らしたい テーナ 高吸収で一晩対応できるケースも多い
コストを抑えたい アテント コスパ良好でバランスが取れている
初めておむつ介助をする ライフリー 扱いやすく、初心者でもつけやすい

【テープ式おむつ比較】ライフリー・アテント・テーナを一覧でチェック

テープ式おむつは、寝たきりや介助が必要な方に使う最もポピュラーなタイプです。メーカーによって吸収量・フィット感・価格が大きく異なります。

比較項目 ライフリー アテント テーナ(TENA)
1枚あたりの価格目安 約100〜130円 約80〜120円 約180〜320円
吸収量の目安 約4〜5回分 約5〜6回分 約8〜10回分
特徴 フィット感◎・扱いやすい バランス型・背モレ防止 高吸収・長時間対応
使用感 柔らかい・ズレにくい しっかり厚みあり 安定感・肌にやさしい
メリット 初心者向け・扱いやすい コスパ良・背モレ防止 夜間安心・肌トラブル少
デメリット 多量尿には弱い場合あり ややゴワつきあり 重い・価格が高い
向いている人 初心者・日中使用 コスパ重視・軟便対応 夜間・重度・肌が弱い方
入手しやすさ ドラッグストア◎ ドラッグストア◎ ネット・福祉用具店

※価格はM〜Lサイズの税込相場。ショップ・まとめ買いにより変動あり。吸収量は1回150ml目安(個人差あり)。

💜 現場からのプロの実感
吸収量の「回数目安」はあくまで計算値ですが、尿量には個人差があります。特にテーナは、吸収スピードと保水力が非常に高いため、数値以上の安心感があります。「もう少し持つかな?」と思えるのがテーナの特徴ですね。

🟠 ライフリー(花王)

日本を代表する介護用品ブランド。柔らかい素材でフィット感が非常に優れており、初めて介助をする方でも扱いやすいのが特徴です。足まわりのフィット感が高く、隙間からの漏れを防ぎやすいため、体格が細めの方にも向いています。

✅ こんな方におすすめ:介助が初めて/足が細く隙間漏れが心配/日中の使用中心

🟢 アテント(大王製紙)

コストパフォーマンスに優れ、施設でも定番のブランドです。最大の強みは「背モレ防止ポケット」構造。背中側にポケットがあり、軟便や水様便の背中漏れを効果的にブロックします。「朝起きたらシーツが大変なことに…」という経験がある方に特におすすめです。

✅ こんな方におすすめ:コストを抑えたい/軟便・背中漏れが多い/施設・在宅どちらでも使いたい

🔵 テーナ(TENA / エセンティア)

スウェーデン発のグローバルブランド。吸収量が圧倒的に多く、夜間や重度介護での使用に強みを発揮します。肌へのやさしさにも定評があり、皮膚トラブルが少ないのも現場で高く評価されるポイントです。

🌙 夜間の比較例
一般的なおむつ → 22時・2時・6時の3回交換(細切れ睡眠)
テーナ(高吸収) → 22時〜朝7時まで交換なし → 家族もまとまって眠れる!
💜 介助者の腰を守る大切なひと言
テーナで一晩吸収すると、想像以上に重さが増します。交換するときは必ず体をしっかり自分の方に引き寄せてから行ってください。腰を痛めてしまうと介護が続けられなくなります。介助者の体を守ることも、大切なケアの一部ですよ。

👉 オムツ交換のやり方【介護初心者向け】腰を痛めず、横漏れさせないコツを解説

✅ こんな方におすすめ:夜間の交換回数を減らしたい/肌が弱くトラブルが多い/重度の尿量がある

テーナのオムツの巻き方 5ステップでしっかりフィット
テーナのオムツの巻き方(5ステップ)

【尿取りパッド比較】昼夜使い分けで負担を大幅削減

尿取りパッドは、おむつの内側に重ねて使う吸収体です。パッドだけ交換すれば外側おむつは使い続けられるため、コスト削減・交換時の負担軽減に大きく役立ちます。

📌 パッド選びの基本ルール
日中 → 薄型(2〜4回分)
夜間 → 高吸収(8〜12回分)
👉 外側おむつとパッドは同じメーカーで揃えるとズレにくく、漏れ防止につながります。
比較項目 ライフリー アテント テーナ(TENA)
昼用(1枚あたり) 約20〜40円 約17〜35円 約50〜70円
夜用(1枚あたり) 約90〜110円 約60〜95円 約130〜180円
吸収量のバリエーション 2〜10回分 2〜12回分 4〜12回分以上
特徴 種類豊富・フィット感◎ バランス型・安定 高吸収特化・肌にやさしい
使用感 柔らかく違和感少ない しっかり厚みあり 安定感・通気性良い
メリット 違和感少・使いやすい コスパ良・種類豊富 長時間対応・肌トラブル少
デメリット 重度尿量には弱い場合あり ややゴワつき 厚みあり・価格高め
向いている人 初心者・日中・軽度 日中・コスパ重視 夜間・重度・肌が弱い方

※昼用:2〜4回分吸収タイプ、夜用:8〜12回分吸収タイプの税込相場。

🟠 ライフリー 尿取りパッド

種類が豊富で日中用から夜間用まで幅広くラインナップ。柔らかい素材で違和感が少なく、初めての方でも使いやすいのが特徴です。

🟢 アテント 尿取りパッド

コスパが良く、日中使いに特に向いています。アテントのおむつと合わせて使うことでフィットしやすくなります。

🔵 テーナ 尿取りパッド

高吸収タイプが充実しており、夜間使用に最適。テーナのおむつと組み合わせることで一晩対応できるケースも多くあります。


夜間対応とコスパの考え方

一見するとアテントが安く見えますが、交換回数・洗濯量・夜間の負担を総合的に考えると、結果的にテーナの方が楽になるケースも多くあります。

パターン 夜間の交換回数 睡眠の質
一般的なおむつ 22時・2時・6時(3回) 細切れ睡眠で疲弊しやすい
高吸収おむつ(テーナなど) 22時〜朝7時まで0回 まとまって眠れる・翌日の余裕が違う

👉 この差は想像以上に大きいです。夜間介護をしている家族にとって、「朝まで眠れる」ことは心身の回復に直結します。

💰 1日トータルのコストで比較してみると

「1枚の単価」だけで選んでしまうと、実はコストが割高になることがあります。「1日(24時間)のトータルコストと介助量」で考えるのが、賢いおむつ選びのコツです。

夜間パターン おむつ 夜用パッド 交換回数 夜間合計目安
コスト重視 アテント(約80円) 約60円 × 2回 2回交換 約200円
質・手間重視 テーナ(約200円) 約150円 × 0回 交換なし 約350円
💡 差額150円で何が買えるか?
「朝までぐっすり眠れる」「シーツの洗濯リスクが減る」「夜中に起き上がらなくていい」——この150円の差を、睡眠と休息への投資と考えると、テーナの選択は決して高くはありません。また、尿量が比較的少ない方であれば、テーナのおむつ単体で一晩持つ可能性もあります。その場合はパッドなしで済むため、さらにコストダウンにつながります。
🌟 現場の裏技!「昼アテント・夜テーナ」の使い分け日中 → アテントのおむつ+薄型パッド(交換頻度が高いので、こまめに替えて清潔を保つ。コスパ重視)
夜間 → テーナのおむつ+夜間用パッド(介助者の休息と本人の熟睡のために、高吸収を惜しまず使う)

👉 この組み合わせが、筆者が現場で最もバランスが取れていると感じるパターンです!
最初からテーナはハードルが高いよという方は、まずは他のブランドのおむつ+夜間用尿取りパットを試してみてください。


おむつ選びは「皮膚トラブル予防」にもつながる

⚠️ 要注意:合わないおむつが引き起こすリスク
合わないおむつを使い続けると、蒸れや摩擦から褥瘡(じょくそう)につながるリスクがあります。褥瘡が悪化すると、医療費の増加・訪問看護の増加・介護負担の増大など、生活全体に大きな影響が出てきます。

👉 肌に合うおむつを選ぶことは、最大のリスク管理です。

においケアのひと工夫:防臭袋「BOS(ボス)」がおすすめ
使用済みおむつは防臭袋に入れて捨てるだけで、生活のにおいストレスが大きく軽減されます。
特に「BOS(ボス)おむつが臭わない袋」は介護おむつ向けで評判が高く、Lサイズ(1枚用)が大人用おむつをそのまま入れやすくておすすめです。サイズ選びに迷ったらまずLサイズからお試しください。

あなたに合うおむつはどれ? 簡単チェック

🔍 3ステップで選ぶ

初めての方・日中中心ライフリーからスタート

コスパ重視・軟便が多いアテントを選ぶ

夜間が不安・肌が弱い・重度尿量テーナを試す

悩んでいる → まずは1袋ずつ試してみる

おむつは「完璧なもの」を最初から選ぶ必要はありません。まずは試して、合うものを見つけていく「合うもの探し」の姿勢でOKです。


よくある質問(FAQ)

Q. テーナはどこで買えますか?

A. テーナはドラッグストアではほとんど取り扱いがなく、AmazonやRakutenなどのネット通販、または介護用品専門店・福祉用具事業者からの購入が主な方法です。まとめ買いで送料無料になるケースも多く、定期購入が便利です。

Q. まずは試してみたいのですが、1袋だと多すぎて不安です。

A. メーカーのサンプル請求(花王・大王製紙のサイトから可能な場合あり)や、担当のケアマネジャーに相談してサンプルを取り寄せる方法があります。また、Amazonや楽天では少量パックも販売されているため、「まず少量から試す」ことも可能です。

Q. おむつと尿取りパッドは同じメーカーにしないといけませんか?

A. 必須ではありませんが、同じメーカーで揃えることでパッドがズレにくくなり、漏れ防止の効果が高まります。メーカーが異なっても使用は可能ですが、合わない組み合わせでは漏れが増えることもあるため、まずは同メーカーで試すことをおすすめします。

Q. 昼と夜で使い分けるのは手間ではないですか?

A. 慣れれば交換のついでに取り替えるだけなので、それほど手間ではありません。「夜だけテーナに変えたことで朝まで交換不要になった」というケースも多く、結果的に夜間の負担が大幅に減ったという声もよく聞きます。

Q. テーナは高いけれど本当にコスパが良いのですか?

A. 1枚の単価だけ見ると高く感じますが、1日のトータルコストで見ると差は縮まります。さらに「夜間交換なし」「シーツ洗濯なし」「介助者の睡眠確保」という目に見えないメリットを含めると、体感のコスパは非常に高いです。尿量が少ない方ならおむつ単体で一晩持つケースもあり、さらにお得になります。


はるぼぼ
はるぼぼ(社会福祉士・介護福祉士)
何度も交換が必要な夜間介助は、介護者の睡眠を大きく削ります。おむつ選びを少し見直すだけで、夜の負担が軽くなることがあります。ぜひ1袋試してみてください。

まとめ:「1袋試す」が一番の近道

おむつは選び方・使い方・組み合わせで、日常の介護負担が大きく変わります。

こんな方に おすすめの選択 価格目安(外側1枚)
初めての方・扱いやすさ重視 ライフリーからスタート 約100〜130円
コスパ重視・軟便・施設利用 アテントがおすすめ 約80〜120円
夜間安心・肌が弱い・重度 テーナを試す価値あり 約180〜320円

まずは「夜だけ変えてみる」「1袋だけ試してみる」、それだけで生活が変わることがあります。

介護は「頑張る」より、「続けられる形を作ること」が大切です。おむつ選びの小さな工夫が、あなたと介護される方の毎日を少しずつ楽にしてくれます。

📌 この記事のまとめ
・初心者・日中 → ライフリー(約100〜130円/枚)
・コスパ・軟便対応 → アテント(約80〜120円/枚)
・夜間・重度・肌トラブル → テーナ(約180〜320円/枚)
昼アテント+夜テーナの組み合わせが現場で最もバランスが取れているパターン!
・テーナが最初はどうしようか悩む・・・というときは、まずは他ブランドのおむつ+夜間用パットを試してみるといい
・においケアにはBOS Lサイズがおすすめ

読んでみてどうだったかな?という感想や、「今日も疲れたよ」と言った軽い一言、
これってどうなの?という疑問など下のコメント欄に自由に残していってくださいね。
仕事の合間や休みの日にでも、大切に読ませていただきます。

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この記事を書いた人

はじめまして、当ブログを運営している「はるぼぼ」と申します。

私はこれまで、社会福祉士・介護福祉士として、15年以上にわたり介護の現場に携わってきました。

これまで経験してきた環境は多岐にわたります。

知的・身体障がい者施設

介護老人保健施設(老健)

デイサービス、高齢者グループホーム

医療的ケアが必要な方のグループホーム

訪問介護(ホームヘルプ)

このブログでは、「無理をしない介護」をコンセプトに、私の経験を活かして、少しでも介護が楽になる考え方や便利なサービス、具体的な方法を分かりやすくお伝えしていきます。

介護が始まったばかりで「どうすればいいか分からない」と不安を感じている方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。

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