📅 この記事の情報は2026年4月時点のものです。最新情報は各自治体や厚生労働省のウェブサイトでご確認ください。
要介護認定の結果が出たあと、不安になるのは自然です。
要介護認定の結果を見たとき、「この介護度って重いの?軽いの?」「どこまでサービスが使えるの?」「お金はどれくらいかかるの?」と不安になる方はとても多いです。
「これで本当に大丈夫なのかな…」と感じてしまいますよね。
結論からいうと、介護度は「介護保険で使えるサービス量の目安」です。つまり、「どれくらいサービスを使えるかの目安」と考えるとイメージしやすいです。
実際の生活は、ケアマネジャーと一緒に調整できます。必要以上に心配しすぎなくて大丈夫です。
「ケアマネジャーってどう選べばいいの?」と感じた方は、ケアマネジャーとは?役割と選び方を分かりやすく解説の記事も参考にしてみてください。
この記事では、「介護度はどういう基準で決まるのか?」「介護度によって何が変わるのか?」をやさしく整理しています。ぜひ読み進めてみてください。
要介護認定後にまずやること【最初に読むべきポイント】

要介護認定の結果が届いたあと、「これから何をすればいいの?」と迷ってしまいますよね。
まず大切なのは、次の3つです。
- ケアマネジャーに相談する
- どんな生活を続けたいかを考える
- 無理のない範囲でサービスを試してみる
要介護認定は「ゴール」ではなく、これから支援を整えるためのスタートです。
まだ申請の流れが不安な方は、「介護保険の申請方法」の記事から読むと全体像がつかみやすくなります。
要介護認定とは?介護度の決まり方をやさしく解説
まずは、介護度ごとの状態をざっくり見てみましょう。
下の表の他に「非該当」という判定もあります。非該当は特に大きなサポートはなしで生活できる状態となっています。
| 区分 | 状態のイメージ |
|---|---|
| 要支援1・2 | 基本は自立、家事や一部動作に支援が必要 |
| 要介護1・2 | 部分的に介助が必要(歩行・排せつなど) |
| 要介護3〜5 | 日常生活全般で介助が必要 |
介護度の判定は「時間」だけではありません
介護度は、以下の要素を総合的に見て決まります。
- 介護にかかる時間
- 認知機能(理解力・記憶力)
- 状態の安定性
- 主治医意見書
- 認定調査の内容
同じように見える状態でも、認知症の有無などで変わることがあります。「認知症ってどんな状態?」と感じた方は、認知症の種類と特徴についての記事も参考にしてみてください。
介護度ごとの状態とサポートの目安
介護度ごとに必要なサポートも変わってきます。
非該当
生活の援助がなくても自分で生活できる状態です。「まだ大きなサポートがなくても生活できる」段階です。
💡 【補足】非該当でも諦めないで
非該当(自立)と判定されても、市区町村が行っている「基本チェックリスト」という簡易調査を受ければ、デイサービスや訪問支援が使える場合があります。判定にがっかりしてしまっても、まずは市区町村の窓口や地域包括支援センターに相談してみてください。
要支援1・2
生活の大部分は自分でできる状態です。「少しサポートがあれば安心」な段階です。
要介護1・2
歩行や排せつなどで部分的な介助が必要になります。在宅サービスを組み合わせて生活する段階です。
要介護3〜5
日常生活全般で介助が必要になることが多くなります。在宅か施設かを検討する段階です。
介護度ごとに使えるサービス一覧
介護サービスは、大きく3つに分けると理解しやすいです。
サービスの選び方については「介護サービスの種類と選び方」の記事でも分かりやすく解説しています。
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| 居宅サービス(自宅で受けるサービス) | 訪問介護・デイサービスなど |
| 地域密着型サービス | 小規模多機能型居宅介護など |
| 施設サービス | 特別養護老人ホーム・老人保健施設など |
非該当
介護保険の正式なサービスは利用できませんが、市区町村の「介護予防・日常生活支援総合事業」で支援を受けられることがあります。詳しくは別記事で解説しています。
要支援1・2
- 介護予防の訪問サービス
- デイサービス
- 福祉用具(杖・手すりなど)
「状態を維持する」ための支援が中心です。
要介護1・2
- 訪問介護(ホームヘルパー)
- 訪問看護
- デイサービス
- ショートステイ
「通い・訪問・泊まり」を組み合わせます。
要介護3〜5
上記に加えて、施設入所も現実的な選択肢になります。
介護度別|使えるサービス量(上限額の目安)
| 介護度 | 月の利用上限の目安 | イメージ |
|---|---|---|
| 要支援1 | 約5万円分 | 軽いサポート |
| 要支援2 | 約10万円分 | 予防中心 |
| 要介護1 | 約16万円分 | 在宅介護スタート |
| 要介護2 | 約19万円分 | サービスが増える |
| 要介護3 | 約27万円分 | 本格介護 |
| 要介護4 | 約31万円分 | 重度 |
| 要介護5 | 約36万円分 | 全面的介助 |
※金額はおおよその目安です。地域によって多少前後します。
この範囲内であれば、原則として1〜3割の自己負担で利用できます。
詳細は厚生労働省の「サービスにかかる利用料」を確認してください。
⚠️ 【注意】利用上限を超えた分は全額自己負担になります
利用上限(目安額)を超えてサービスを使うこともできますが、超えた分は全額自己負担(10割負担)になります。ケアマネジャーは通常、上限を超えないようにプランを組んでくれますが、あらかじめ知っておくと安心です。
💡 【補足】特定施設・グループホームは別の料金体系です
有料老人ホーム(特定施設)やグループホームなどは、月額定額制のため、この表の上限額計算とは別物になります。施設入所も検討している方は、ケアマネジャーや施設担当者に直接確認しましょう。
こちらも「サービスに係る利用料」で確認できます。
介護費用はいくら?自己負担額の目安
自己負担割合は以下の通りです。
| 負担割合 | 対象 |
|---|---|
| 1割 | 多くの人 |
| 2割 | 一定以上所得 |
| 3割 | 高所得 |
例えば、1万円分利用した場合は1,000円(1割負担)になります。
訪問介護の料金例(1割負担の目安)
- 身体介護(20〜30分)→ 約244円
- 生活援助(20〜45分)→ 約179円
※地域や加算によって変わります
介護サービスの利用時間の考え方
「どれくらい使えるか」は時間ではなく、サービスの組み合わせで決まります。
訪問介護
- 20〜30分
- 30分〜1時間
- 1時間以上
デイサービス
- 3〜4時間
- 6〜7時間
- 8〜9時間
長い時間を利用するほど、単位数(サービス量)が増えていきます。
サービスの組み合わせ方やどのくらいの時間利用できるのか、金額はどのくらいになりそうかなどはケアマネージャーに相談してみると一緒に考えてくれますので安心してください。
よくある勘違い|介護度=使える時間ではない
「要介護2だから〇時間使える」というわけではありません。実際は、ケアプランで決まり、上限額の範囲で調整されます。同じ介護度でも、人によって使い方は大きく変わります。
状況別|サービスの使い分けのコツ
自宅で生活したい場合
訪問介護+デイサービス+ショートステイの組み合わせが有効です。介護負担を減らすには、福祉用具や見守りサービスの活用もおすすめです。
介護が大変になってきた場合
特別養護老人ホーム・老人保健施設などの施設入所を検討しましょう。施設探しは大変なため、地域包括支援センターや無料相談サービスの活用もおすすめです。
施設入所も検討している方はこちらの「施設入所のタイミングと選び方」の記事も参考にして見てください。
認知症がある場合
- 認知症対応型デイサービス
- グループホーム
要介護認定後の不安を減らす考え方
要介護認定は「ゴール」ではなく、スタートです。最初からすべて理解しようとしなくて大丈夫です。まずは1つサービスを試してみるだけでも十分です。一つずつで大丈夫です。

まとめ|まずはここだけ押さえればOK
- 介護度は「使えるサービス量の目安」
- 要支援は予防、要介護は介護中心
- 自己負担は基本1割(最大3割)
- サービス時間は一律ではない
- ケアプランで調整できる
要介護認定で介護度が決まったら、そこからがスタートです。焦らず、一つずつ整えていきましょう。
次に読むべき記事
- デイサービスの選び方 → 利用者満足度に直結します
- 福祉用具の選び方と使い方 → 在宅介護での安心につながります
読んでみてどうだったかな?という感想や、「今日も疲れたよ」と言った軽い一言、
これってどうなの?という疑問など下のコメント欄に自由に残していってくださいね。
仕事の合間や休みの日にでも、大切に読ませていただきます。

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